診療案内
点滴療法
ビタミン、ミネラルをはじめとする栄養素を点滴によって静脈内に投与することで、
抗酸化作用、免疫力増強、疲労回復、アンチエイジングなどさまざまな効果が認められ、欧米では以前から広く行われています。
特に、ビタミンCについてはノーベル化学賞を受賞したアメリカのライナス・ポーリング博士が末期がん患者の生存期間を延長したことを報告して以来、
研究が続けられており、今ではがんの代替治療、補助治療、副作用軽減などに高濃度ビタミンC点滴療法が行われています。
サプリメントを経口で摂取しても吸収には限界がありますが、点滴は、血管内に直接投与することにより高濃度で全身に速やかにくまなくまわり、
抗酸化や抗ガン作用などの薬理作用を期待することができます。
効能・効果
- 美肌効果
- 抗酸化作用
- 疲労回復効果
- 免疫力の向上
- コラーゲン生成
- 保湿作用
- がん予防
- 老化防止
よくある質問
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健康保険は使えますか?
高濃度ビタミンC点滴注射は健康保険は使えません。
事前検査と超高濃度ビタミンC点滴療法に関わる全ての費用が自己負担となります。 -
高濃度ビタミンC点滴療法中に気をつけることはありますか?
低血糖予防のため、空腹、あるいは脱水状態での点滴投与は、嘔気や頭痛を伴うことがありますので避けましょう。
点滴前には必ず、食事を抜かないで来院してください。
また、点滴中に口喝が現れることがあります。点滴中、十分な水分をとるようにしましょう。 -
G6PDの検査をするのはなぜですか?
G6PDは赤血球の機能を保つための酵素です。
G6PD欠損症は日本人には稀な遺伝性疾患ですが、日常の生活に支障がないために、これまで注目されませんでした。
しかし、遺伝性G6PD欠損症の方に大量のビタミンC(12.5g超)の点滴をすると、重症の溶血性貧血を起こすことがあります。
このような合併症を防ぐために、超高濃度ビタミンC点滴を受ける前は必ずG6PDの検査をし、安全に治療が受けられるかを判断します。